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September 28, 2008

交通事故

お友達からの紹介ということで、新しくいらした患者さんは、何日か前に後ろからの追突事故にあわれたとのことだった。

Collision.jpg

主訴の方は、首の痛みと頭痛である。

事故にあったその日は、特にそういった症状は、まだなかったらしいのだが、その翌日から首の痛みと硬直を感じ始め、また更にその翌日からは、頭痛も加わってきたという。しかも、頭痛に関しては、日に日にその程度が増してきているという。

調べてみると、正常な首の最大可動領域の半分くらいの動きをした所で、首に痛みを感じるようであった。触診して、七つある各頚椎の動きを左右比べてみると、複数の部分で、左右の可動領域が大きく違う部分が認められた。ご本人も、自覚症状とは別に、こんなに、ピン・ポイントで自分の首の関節の動きに減少が見られることを検査で実感され、驚かれている様子であった

この状況は、細かい組織レベルでの軟組織の怪我(Soft Tissue Injury)がおきたのである。
 
交通事故のケースにおいては、事故自体が小さいと思われる事故であっても、衝撃の一瞬に着目すると、瞬間的には、それは大きな衝撃となることが珍しくありません。しかも、場合によっては、全くの心の準備もなしに(防御体制も作らずに)、体にインパクトを与えられるわけですから、目立った外傷等は見当たらなくても、じん帯、筋肉、腱などの、軟組織に、画像診断には写らないくらいの細かい損傷を受ける事がよくあります。そういったものは、マイクロ・トラウマと呼ばれることもあります。
 
例 を挙げれば、グロースリーストアーのプラスティックのビニール袋に、たとえ、一瞬でも、物凄い勢いで伸ばすような力を加えたら、その影響を与える大きさは 大きい小さいに関わらず、伸びて薄くなってしまう部分が、仮に小さい大きさだとしても、できてしまいますよね。まさに、その部分がSoft Tissue Injuryなのです。

治療は、この傷ついた組織の箇所を的確に探して、修復させることです。
そして、元通りにそのエリア全体が、事故の前と同様に機能するまでのリハビリを施します。

Posted by DrFujinaka at September 28, 2008 10:14 PM

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