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August 27, 2008
肋骨(ろっこつ)の痛み
20台前半の女性。特に怪我など、心当たりのある原因はないのだが、4、5ヶ月前から、背中と胸が少しづつ痛みだし、3ヶ月ほど前に、イギリス滞在中に、現地のカイロプラクターに見てもらったという。その際に肋骨に問題があることが分かり、治療を受けたら、一時的に症状は緩和したが、アメリカに戻ってきて、2ヶ月前から毎日ゴルフをしていたところ、ここ何日かは、ゴルフをすると、肋骨付近が背中も胸も痛くてたまらないという。

早速調べてみると、背中側は、背骨の左側、胸椎の5番、6番、7番、そしてそれに対応する肋骨の付近に圧痛点が存在していた。これは、背骨の胸椎と肋骨をつなぐ関節(肋横突関節・ろくおうとつかんせつ)に不具合が生じてしまっているのだ。具体的には、肋骨が背骨に対して、上向き且つ内側に食い込んだ様な具合で引っかかった状態になっているのだ。その付近の筋肉等の軟組織も硬化してきていた。
肋骨は、体の前面、胸の正中線上にある胸骨と背骨の2箇所でつながれているので、背骨側に問題が生じていれば、その反対側の胸部側にもいづれは、不具合が生じてくることが多い。

前面側である、胸椎と肋骨のつなぎ目(胸肋関節・きょうろくかんせつ)を調べてみると、背部に問題のあった5番、6番、7番以外にもさらに複数の胸肋関節の不具合が見つかった。まさに、左半分の胸部、肋骨の大部分にねじれが生じた様な状態であった。
治療は、手技による矯正を行った。調整後は、背部の圧痛点は、ほぼ消失した。胸部の付近は、圧痛部位がまだ半分程度残るものの、背部の方がより痛かったので、初回である今日の治療としては、これで十分な進捗とした。
毎日ゴルフをしているというのも、かなり肉体には刺激的かもしれないので、とりあえず、次回のフォロー・アップの診療までは、ゴルフをストップしてもらうことにした。次回の治療の予定は、来週あたりである。
Posted by DrFujinaka at 11:13 PM | Comments (0)
August 25, 2008
生涯学習2
今日は、今年から勉強し始めているENRAC療法の試験を受けた。
これは、5月にロスアンゼルスで受けたBASICコースの総まとめの試験である。5月のセミナーの後は、10週間に渡るホームワークの傍ら、その理論を当てはめながら、日々の治療にも臨んできた。
臨床においての治療の効果はまずまずであるが、一番最適な治療のポイントを即座に導きだすのに、まだ時間が掛かかってしまう。しかし、一発で最適な治療のポイントを刺激すれば、驚くぐらいの効果が、しかも即効で現れる。

私自身の経験は、今年の2月に始めてENRAC療法のセミナーを受けたときに、少し体調を崩していて、喉が腫れて痛かったのだが、それを、セミナーのインストラクターに治療してもらった。インストラクターは、台湾から来たドクターで、この療法で喉の痛みを数分で消してくれた。一緒にセミナーを受けていた他のドクターは、歯の痛みを治療してもらったのだが、それも、数分で消えてしまったという。その歯の治療を受けたドクターとセミナーの後、何度か勉強会を開いて会ったのだが、あれ以来、歯の痛みは戻って来ていないそうである。
次回のENRACのセミナーINTERMEDIATEコースは、来年まで開催されないのだが、それまでに更に臨床を重ねて、更なる上達を目指す。
今週末は、ロサンゼルスにてアレルギー療法のシンポジウムに参加の予定である。
Posted by DrFujinaka at 09:20 PM | Comments (0)
August 15, 2008
歩行困難
70台半ばの男性。主訴は、足のふくらはぎ周辺の痛み。
過去何年も毎日1時間半、健康の為にウオーキングをしていたのだが、ここ3ヶ月位は、歩き始めて3分位経つと、片足がとんでもなく痛くなって歩けなくなるという。しかし、何分か休めば痛みは引いて、また歩けるようになるのだが、また3分程歩くと同じように痛くなり、また休めば歩けるようになるという状況の繰り返しらしい。まさに、間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状である。これは、おもに、脊椎狭窄(せきついきょうさく)などの神経性の問題が原因となっているものもあれば、動脈硬化などの、血流障害などによるものとがある。
この患者さんは、既に、腰椎に脊椎狭窄という診断がMRIで出ているのであるが、姿勢の変化よる症状の有無はない。痛みの出る側の足を触診してみると軟組織の部分にかなりの硬化が見られた。患者さんに尋ねずして、痛みの出る場所を触診で捉えたら、患者さんは、「そこやわ、そこやわ、触ってわかるんかい?」と、少し興奮気味に話されていた。以前に、スペシャリスト呼ばれるドクターの所に行った時には、腰を手術することだけが選択肢のようにいわれたらしい。また、その他のこの患者さんの問診から得た情報を総合すると、脊椎狭窄はあるものの、足の痛みは血流障害によるものがメインだと思われた。
こういったケースは、血管が既にかなり詰まっていた場合、西洋医学的処置が必要な時があるかもしれないが、代替医療の様な保存療法だけで、完治することも多々ある。毎回の治療で、痛くなるまでの時間なり、痛みが出るまでの歩く距離が伸びれば、治癒する方向に向かっているといえるであろう。
治療法は、患部の軟組織の治療をまずはメインに行い、身体全体における神経伝達の正常化を目指して、カイロプラクティックの矯正を施した。
この患者さんはとても心配性だと漏らしていたので、身体プラス、心体の調整も必要であろう。感情のもやもやは、結果として、身体の方に影響が出るのである。
Posted by DrFujinaka at 10:23 PM | Comments (0)
August 11, 2008
かかとの痛みと中敷
50台半ばの男性の患者さん、数ヶ月前から、歩くと両足共に、かかとが直ぐに痛くなるという。検査してみると、ひらめ筋、長趾屈筋と中心として、膝から下の足の内側の筋肉に圧痛点がかなり存在した。また、中足骨付近の関節の可動が減少している様であった。また、コンピューターを使った、歩行検査では、歩く際に、足の一部に偏って重みが掛かっていることが判明した。

患者さんいわく、今は辞めてもう数年になるが、30年もテニスをずっと続けてきたという。また、最近は、体重も増加してしまって全然減らないとのことだ。歩いて、体を動かしたいのだが、かかとが痛くなるから困っているという。実際にその患者さんの体型はどうかといわれれば、肥満の部類に入ってしまうだろう。ご本人は「やせなきゃ痛みも取れないんだろうな、でも中々やせられないんだ。」ともらしていた。
治療は、硬くなった足の筋肉を伸縮がし易くできるように調整。可動の減少している足の関節にカイロプラクティクの矯正を施した。また、歩行検査のデータを用いて、患者さんの歩行時における弱点を補強するカスタムメイドの中敷を処方した。

処方した中敷ができるまでに、2週間ほどあったのだが、中敷が来るまでの何回かの治療で、かかとの痛みはかなり軽減したことが認められたが、完全に痛みが取れたわけではなかった。治療開始前は、歩けば直ぐに痛みは出たが、治療後は、全く出ない時もあったが、痛みの強さは弱くともまだ症状が出たりすることもあり、まだ、完全にはすっきりしなかったのであった。やはり、体重による要因も少なからずとも症状に寄与しているかの感じであった。
しかし、中敷を使用し始めて二日目から、その後一週間以上が経過しているのだが、全く、足の痛みは無くなったそうである。中敷による、土踏まずのサポートと、中足骨への加重を分散させるパッド、そして、かかとの下の部分に特別なクッションを入れる細工を施したのが、功を奏したようであった。ドラマティックな中敷の効能に、この患者さんは更に喜ばれ、この中敷をもう一足注文した。

Posted by DrFujinaka at 10:27 PM | Comments (0)
August 09, 2008
産後の治療
丁度1ヶ月前に、初めての出産を経験なさった患者さんが来院した。
出産の一週間前まで治療を受けていた甲斐もあってか、出産直前まで特に腰痛などもなかったそうだ。出産時も無痛分娩だったので痛みもなく終えることができたそうだ。

出産後も、特に腰が痛いなどの、主だった骨盤周りの自覚症状は無かったとのことだったが、骨盤の歪み等を検査をして欲しいとの要望があったので、チェックしてみると、片側の股関節付近の軟組織に硬化している部分が見られ、圧痛点が複数存在していた。また、片側の仙腸関節に、可動領域の減少がみられた。
出産の一週間前には、これらの状況は無かったはずであるから、この状況は、出産時、もしくはそれ以降にに起こったのではないかと思われる。ちなみに、反対側の股関節付近には、そのような軟組織の硬化や圧痛点は見られなかった。
患者さんに、何か思い当たる事はないか聞いてみると、出産時にとっても体格の良い看護婦さんに、圧痛点のある側の股関節を思いっきり広げら、自分でもビックリするくらい、足を上に持ち上げられ、引っ張られていたとのことだ。しかし、無痛分娩の麻酔をしていた事もあってか、特にその時は、痛みを感じなかったそうだ。ちなみに、問題のない方の脚は、患者さんの旦那さんが広げて支えてくれたとのことだ。今思えば、旦那さんの方は、大分、お手柔らかに脚を持ち上げいてくれたそうに思えるそうだ。
一般的に出産時において、骨盤の辺りの歪みが一番頻繁に起こる箇所は、恥骨結合であるが、今回のケースは、その部分は、殆ど問題にならなかったようである。
その代りに、理由はともあれ、股関節付近に問題が生じたようである。股関節の可動が制限されると、仙腸関節の可動が制限されるのは、よくあるシナリオである。それを放っておくと、腰痛に発展する可能性が大いにある。

ということで、今回は、この股関節付近の治療を中心に行った。もともと、メインテナンスが良くできているので、この患者さんは、さほど時間も掛からずに良くなることであろう。
Posted by DrFujinaka at 07:37 PM | Comments (0)
August 07, 2008
足の長さが違うという事
よく患者さんから聞かれるトピックで、「私、足の長さが左右違うんです。」というのがあります。
さて、実際に、足の長さが違うとはどういうことなんでしょうか?
#1 足の骨の長さが実際に違うこと。
#2 体がストレスを受けて筋肉等軟組織が左右アンバランスになり、その結果として、 骨盤等が前方、後方等に変位し、機能的に脚の長さが短くなること。
#1は、体のパーツ自体が左右非対称ということだが、リサーチでは、差の大小にかかわらず、約90%の人そうであるそうであり、その平均は、約5.2ミリ程だそうだ。また、20ミリを超えなければ、体は、その差に、適応でできるといわれている。差が大きい人の、主な原因は、骨折、疾病である。
#2は、腰方形筋(quadratus lumborum muscle)、脊柱起立筋(erector spinae)などの、骨盤(腸骨)の上部にある筋肉が硬く収縮したり
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恥骨結合(Pubic symphsis)の回転により、その反対に腸骨(ilium)が前方もしくは、後方に変位したり、仙骨自体が前方、後方に変位するためである。
#1の治療には、Shoe lift と呼ばれる、かかとの積み上げを中敷のように、インソールとして入れたりします。#2の治療は、カイロプラクティックの矯正により、関節などに刺激を入れたり、硬直した筋肉を緩めたりする治療が有効です。
Posted by DrFujinaka at 10:54 PM | Comments (0)
August 03, 2008
ハイキング
もう8月だというのに、今年のベイエリアの夏は余り暑くならない。
例年だと、夏の間の休みの日は、ビーチにリラックスしに行くことが多いのだか、今年は5月に何回か行ったっきりで、その後は、ずっとご無沙汰である。5年くらい前に、CARMEL とBIG SURの間に、穴場のスポットと見つけて以来、毎年、夏は、何度もそこに足を運んでいた。

といったことで、今年の夏は、その代わりにハイキングを週末に楽しんでいる。この所、ずっと訪れているのが、自分のオフィスからもほど近い所で、歩き出して10分で広大なパノラマに遭遇する。高台からベイエリアを見下ろすことができる、なんとも気持ちいところなのだ。
この近辺には、他にも、幾つかのハイキングコースがあるが、この場所は、比較的人の数が少ないうえに、見えるパノラマの景色が最高である。私のお気に入りだ。
毎回、ハイキングが終わるころには、シャツが汗ばむのだが、自然の中での、心地よいそよ風とフレッシュな空気、そして、目に映る景色が、身も心も癒してくれる。
来週こそは、いつものビーチにいけるだろうか、でも、ハイキングも悪くない。
Posted by DrFujinaka at 08:36 PM | Comments (0)
