July 16, 2008
靴の中敷
今日の患者さんは5歳のとってもかわいい少年。ご両親と一緒に、靴の中敷について相談にいらしたのだ。ご両親によると、足の内側(土踏まず)の付近に重心が掛かり過ぎているような歩き方をしていると言われたので、約1年半ほど前から、中敷を使用しているとのことであった。今回は、現在5歳の彼の成長に伴って、靴のサイズが変わってきたため、中敷を新規で作りたいというのがご要望であった。
彼の今までの成長のヒストリーを詳しく問診した後に、感覚神経や筋力テスト、触診をしながら、首、背中、腰、骨盤、股関節、膝、足首、足と調べてみた。
検査の結果は、左右非対称な筋肉のトーンが、腰、下肢(脚部)において認められた。殆ど全て右側の方が硬くなっていたのだ。また、足の土踏まずの高さも非対称であった。
身体検査の後は、実際の歩行の検査を試みた。この検査を行うと、歩いているときの重心が、足の内側に多く掛かっているのか、外側に多く掛かっているのか、また、足の各部分の着地のタイミングが適切な状況であるがどうかなどを検査することができ、よりその人の弱点を補強する中敷をつくることができる。
仮に、足の内側に重心が掛かりすぎていれば、膝にも内側に重心がかかり、脚が内側に回転するような方向からも負荷が掛かる。また、X脚のような脚の形を誘発する可能性もある。これらの状況は、生態構造力学における連鎖反応で、当然、股関節、腰、背中にも負担がかかり、慢性の腰痛等を起こす可能性が高でてくる。
歩行検査の結果は、やはり、足の内側への加重が強すぎるようであった。足の各部分の着地タイミングも、理想的なものから、大分かけ離れたデータが検出された。
新しい中敷で、この少年の歩行時における、身体的なストレスを少しでも軽減させてあげたい。
Posted by DrFujinaka at July 16, 2008 10:30 PM
