1)酵素とは?
酵素とは生命の灯火です。それなくして生命活動が営まれることはありません。酵素は身体を機能させる大元です。その働きを目で確認することはできませんが、酵素は体内で起こる実質全ての生化学プロセスの原動力なのです。何百、何千という酵素が器官、細胞、体液の中でそれぞれの目的を持って活動しています。また、筋肉を動かし、神経を刺激し、心臓を脈打たせ、更には人間の思考の一部までも司ります。この複雑な生物学物質という酵素は、食品からの栄養素を、強く健康な身体へと変える働きをするのです。
酵素には3種類あります。
1. 食品酵素:生の食品に含まれます
2. 消化酵素:食べ物を消化するために体内で分泌されます
3. 代謝酵素:他の生化学プロセスを機能させます
2)酵素の働きとは?
植物酵素は植物を育て、成熟させます。条件が揃えば、酵素は植物を消化します。植物を噛む、もしくは物理的圧力を与えるなどすると酵素が放出されるのです。酵素の効果を得るには水、適切な温度とpH数値(酸性対アルカリ性)、そして酵素が消化する対象物が必要です。
生の食べ物にはもともと適切な量と種類の酵素が含まれています。人間の身体がそれらを消化しやすいように、うまくできているのです。
3)色々な種類の食物酵素について
食物酵素には大きく分けて4種類あります。
1. プロテアーゼ:
タンパク質を分解します(肉類、豆類など)
2. アミラーゼ:
炭水化物を分解します(芋類、麺類、クッキーなど)
3. リパーゼ:
脂質を分解します(オリーブ、アボカドなど)
4. セルラーゼ:
繊維質を分解します(セロリ、にんじんなど)
3種類のアミラーゼが、炭水化物の消化には重要です。
1. ラクターゼ:乳糖を分解します(牛乳、砂糖)
2. スクラーゼ:蔗糖を分解します(精白糖)
3. マルターゼ:麦芽糖を分解します
4)バランスの取れた食事をしていても酵素は必要なのでしょうか?
もしも口にする食品が過熱されている(蒸す、ゆでる、焼く、炒める、煮込む、電子レンジ含む)、また缶詰や低温殺菌されているものであれば、食物酵素を別途摂取する必要があります。酵素は大変熱に弱いものだからです。酵素の含まれない食品を消化するとき、身体はそのために必要な酵素を体内から作り出さざるを得ません。その結果、免疫システムに蓄積されている酵素が使われてしまい、内臓に余計な負担をかけてしまうのです。
5)酵素不足に陥らないためには?
人間の身体にとって、頻繁に食べ物を消化するという作業はエネルギーの要ることです。口にする食品に酵素が含まれていなければ、それを体内から作り出すという労を身体に強いることになります。食後に疲れを感じることがあるのはそのためです。酵素不足になるのを避けるには、できるだけ多くの生野菜と果物を摂ることです。食事は簡単、かつ栄養素に富むということが求められている時代ですから、毎食時、植物酵素剤を一緒に摂るのは内臓の消化活動にとって効果的です。
6)酵素が不足するとどのような症状が出ますか?
毎年800億ドルという金額が、胸焼け、胃酸過多、膨満感やその他消化不良からくる症状を軽減するために費やされています。疲労感、下痢・便秘、おなら、頭痛、大腸疾患、動脈硬化、高コレステロール値、こういった症状は酵素不足がもたらすもののごく一部です。このまま行けば慢性の変性疾患は更に増えるでしょう。これらの症状が一つでもあてはまる人は、既に酵素欠乏症である可能性があります。
7)酵素剤はどのくらい摂り続けるべきでしょう?
体内の化学反応のアンバランス修正にどのくらい時間がかかるかは一概には言えず、アンバランスな状態がどのくらい続いていたか、また指導された食餌療法をどの程度守っていくかによります。多くの人は比較的短期間のうちに良い感触を得ます。最初の食事で違いを感じる人もいるくらいです。しかし、ストレス因子が完全に取り除かれない限り、本当にバランスのとれた健康体というものは取り戻せないのです。
体内の化学反応が正常に戻った後も、体内に十分な量の酵素を保つため酵素剤は取り続けた方がいいでしょう。食餌療法は健康維持、ひいては病気を防ぐために強くお勧めします。
ENZYMES: The Key to Health, Volume I Dr. Howard F. Loomis Jr.
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